組織のコミュニケーション、部下への適切な指導研修の株式会社グランジュテです。
先日、車内から「○○は、何でも考えすぎるから使えないんだよ」「○○は、スタートダッシュおそいよね」という会話が、聞こえてきました。
私は、この会話の「考えすぎる」「スタートダッシュが遅い」という言葉が気になりました。この言葉から○○という人は、どんな人なんだろうと想像してみました。
「考えすぎる」という言葉から長期的なリスク回避が出来る人なのではないか。「スタートダッシュが遅い」という言葉から、自分が納得出来ないと仕事にかかれない人なのではないか。 この見知らぬ○○さんって「自ら考え自ら動く」って人なのかも。そして、リスクマネジメントがたけている人なのでは?と想像しました。
企業のなかには、リスクマネジメントの能力がたけている人でも「使える人」と「使えない人」があるようです。何故こんな事があるのでしょうか。
同じリスクマネジメントでも、組織の決定や指示に素直に従い、余計な事は考えず即対応出来る人は、「使える人」、一方、考えすぎる人とは指示や命令に直ぐに取りかからず、長期的な視野で考え自分の考えを言う人は「使えない人」と区別されているように感じます。
現場では、余計な事は考えず、指示や命令に素直に即従う人が便利なのです。この考え方は日本の組織に結構あると思いますよ。
そこで、上司ならば「考えすぎる○○さん」をどう活かすか(人は使うのではなく、人は活かすものです!)
○○さんへの関わり方は、「曖昧な指示はせず、明確な目標を期限を決めて進めていく」「納得できる理由を言う」
コーチング方法:組織の人間関係を重視したり、プロセスを重視しない(結果重視な人なので)
期限を与え、PDCAの実践をさせる。(定期的に進捗を確認する)
良い点、直すべき課題をストレートに本音で伝える。
リスクを考えるあまり、効率が悪く結果が出ていない事を注意する。
人材が人財に変えるのは組織みんなの力です。決して「上司VS部下」ではなく、人を活かすように其々の素質をしっかりと見据えた指導法をして下さい。